Perfume 翻訳物置き場

自分が翻訳した、Perfume に関する記事の翻訳を置いていきます。意訳も多いので、誤訳等ありましてもご容赦下さい。

WT 2nd LONDON公演レポ (Random J-POP)

元記事

Random J Pop | Where east meets west: Perfume gives London its life during their World tour 2nd stop at Sheperd's Bush

 

ー以下翻訳―

Perfume、ワールドツアー2か所目のSheperd's Bushでロンドンに注いだ情熱

 

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 Perfume がワールドツアーを開催して、俺の地元ロンドンに来ることになった。ラッキーなことに何とか参加できることになったよ。取りあえずこれだけは言っとく。ライブは超最高だった。彼女達に感謝の気持ちを表すのに手間取ったけど、ライブ中はもう完全にイッてたからね。 Perfume のライブはサイコーに複雑だけどシンプルで、大規模なんだけど、親密なものだった。

 

 会場に集まった観客の層はアホみたいに多様で、特定のファン層みたいなのが存在しなかった。12歳の若造達から、50代くらいの気難しそうなジジイ共。金髪をお下げにした白人の女の子、中年の日本人女性、デカい黒人の男(ヨー、兄弟!)なんかもいた。 Perfume  の観客層の広さは、今の浜崎あゆみと昔のCD売れてたころの浜崎あゆみのギャップより広いだろうね。 Perfume のファンベースが本当に多様だ、て言うことが確認出来て良かったよ。そういう人達を見てると、たとえどんな人間でもPerfume を好きなのは別に変なことじゃない、っていう確信を持たせてくれるからね(まぁ俺は元々全く気にしてないから、別にそんな確信はいらないんだけど)。会場に入ると、照明が落ちて音楽が流れ始める。皆が文字通り一つになる。

 

 実際会場に入ってステージを初めて見た時は、 Twitter やら Instagram やらで、「ステージ安っぽいんですけど、シンプル過ぎるんですけど、古臭いんですけど」って散々文句垂れてたんだけどね。そうこうしてる内に、始まったんだ。明りが落ちて死ぬほど真っ暗な中でも、あ~ちゃん、かしゆか、のっちがステージ上のポジションについてるのが分かった。立ってたよ。微動だにせず。一分ぐらい無音が続いたあと、とうとう始まった。

 これまで見て来たライブのイントロの中でも、断トツでカッコいいオープニングだった。一ヶ月くらい前にYoutube にアップされた、カンヌでやったショーの凄げーヤツ覚えてるべ?それをそのまま全部やって、Sheperd's Bushに命を注ぎ込んだんだ。

 

 素晴らしい以外の何物でもないイントロだった。照明とプロジェクションは、Perfume のライブでは常に焦点になるけど、彼女達が東京ドームでやってのけた演出の代わりに、マジで息を飲むような演出を、この西ロンドンの狭いクソみたいなライブ会場で披露してくれたわ。この記事を書いてる今、後ろのスクリーンに映ってた映像見返してるけど、ホント技術的に凄くてマジ尊敬の念しかないわ。どうやったらこんなファッキン・素晴らしい映像出来るのかね。なんかある種の幻覚でも見てるみたいだよ。んで Perfume さんにイントロで髪の毛鷲掴みにされた後に、“Spending all my time”のリミックスで毛根マッサージばりに振り回されたね。

 Perfume のファンサイト界隈じゃもう、このリミックスをアルバム“Level 3”に入れろ!って要望が上がってるけど、俺もそれに賛成だわ。 Youtube で聞いた時は「ヤスタカ枯れたな」と思ってたんだけど、実際に生で聞いたらジャンピング土下座祭りっすわ。ハウス好きなゲイとか、酔っ払った白人がヨーロッパで夏休み取ってる間に行くクソみたいなクラブとかで物凄く受けるだろうね。

 その曲が終わった後、ちょっと一休みして観客と話すのかな?とか思ってたら、そこから直でレーザービームのアルバムミックスに突入。緑色のレーザーが彩りを添える。多分あのレーザー、ステージから見て右後ろの方にいた松葉杖ついたブスに直撃してたと思う。間違いなく目が眩んだだろうね。それでこのミックス用に新しい振付をブチ込んで来た。なんかステップ踏んで、携帯弄るフリするみたいな感じの奴。「え、何?ダンスミスったらかしゆかの髪切られるの?」って位必死に踊ってたよ。セトリは最初っから殺すつもりでブッ込んで来てて、そのままずっとアンコールまでやりきってた。

 

 んで、アンコールは客が3つの内から選ぶ、っていう形式。「ねぇ」、「Glitter」、「Love the world」の中から、観客の声援が一番大きかった曲をやるっていうやつね。「Glitter」と「Love the world」がかなりいい勝負だったんけど、俺は正直ラブワが勝ったかな?と思った。でも嬉しいことに「Glitter」やってくれたんだ。ロンドンのライブを締めくくるのに最高の曲でしょ。ロンドンよ、俺と同じくらいこの曲を愛してくれてありがとう! Perfume ファンの中でグリッター好きなのが俺だけじゃないって確認出来て嬉しかった。パフォーマンスはファッキン最高だった。前列は完全にトんでたし、後ろの方は皆ガンガンに揺れてたよ。全員完璧にヤラれてた。ただ、MVの最後で出て来た花火のシャワーが無かったのだけが不満。だけどまぁ、 Perfume の技術チームは別に Sheperd's bush を全焼させたい訳じゃないからしゃーない。会場は保険かかってるだろうから、建て直す金は出るだろうけどさ。

 

 セトリはヒット曲をガンガン入れて来てたけど、カップリング曲も沢山かましてくれた。ポリリズムのカップリング曲、「Seventh Heaven」は会場全体をクラブに変えたね。これまでこの歌聞いたことなかったから狂ったように shazamとか、 twitterとかで、「この曲何!?」って付き止めるのに必死だった。幸い、 Perfume-City のフォーラムに居た人がライブの間の実況をツイッターで見てて教えてくれた。なんで徳間タンこの曲GAME から外したのかね?訳分からん。この曲最高やん。

 「Magic of Love」のパフォーマンスも素晴らしかったけど、それすら「だいじょばない」で吹っ飛んだ。この曲のダンスには、「Spring of life」、「Spending all my time」、「Magic of Love」で物足りなく感じてたものが全部詰まってた。このファッキンな曲は絶対A面にするべきだったでしょ!「Handy Man」は間奏場面で流れたんだけど…、ダンス付きじゃなかった。この曲やれば良いサプライズになったと思うんだけどね。この時点でもう観客全員掌の上だったし残念。会場にいたのは Perfume についてはなんでも知ってるようなファンばっかだったし、「Handy Man」やってもざわざわ…みたいな感じにはならなかったはず。

 あと「My Color」もやってくれた。JPNの収録曲で一番好きな曲だから、もうバッチコイでした。この曲の間くらいじゃないかね?3人がぶっ通しで踊ってなかったの。それでも勿論、かしゆかは思いっきり背伸びしてたし、あ~ちゃんはファッキンな膝を折ってしゃがみこんでたし、のっちもいつも通りファッキンなおみ足でいつもの動きをしてたよ。

 

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 あ、あとこれだけは言わせて。あ~ちゃんとのっちは結構英語喋れる。あ~ちゃんは最初のMCの間は殆どステージ上に居なかった。衣装が壊れたとかじゃないかな?多分。だからのっちが一人で前に出て、あ~ちゃんの為に会場暖めとかなきゃいけなかったわけですよ、しかも英語で。

 でものっちはやってのけたね。あの野郎結構英語イケるのね。んで話し方とか超可愛いの。もうこっちは、いつでもナイジェリアの登記所まで引っ張ってって嫁にする準備出来てるよ。

 んであ~ちゃんは、インタビューとかで見るのと同じぐらいエネルギッシュで、クレイジーだった。すげぇ Fish & Chips (イギリスを象徴する伝統的な食事)が気に入ったみたいで、隙あらば叫ぼうとしてたし、俺らにも叫ばせようとしてた。あとQueen の「We will rock you」のAメロを通しで英語で歌ってたのにはマジで驚いた。 Perfume がまさかそんなことするとは思わなかったからね。観客も興奮してたわ。あ~ちゃんってそんな娘なのよ。一発ヤるならのっちだけど、嫁にするならあ~ちゃんやね。凄く明るくてお茶目で、あんまり上手じゃないけど、英語で喋るのに消極的だったり、シャイだったりしないんだ。実際こっちから直ぐに反応が帰って来るからか、英語話すの楽しそうだったよ。かしゆかはあんまり喋ってなかったのが残念…。(西部劇とかでよく転がってる草が地下鉄の駅のエスカレーター付近を転がってるような感じの心境でした)

 

 Perfume の何に胸を打たれるって、普段はキャッキャして可愛い感じのちっちゃな女の子たちで、ロンドンで体験する新しいこと全部に圧倒されて、ロンドンに居るんだ!っていうだけで物凄くビックリしてる感じなのに、照明が落ちて曲が鳴った瞬間に変わるんだよ。あ~ちゃんが俺らに向かって「ふぃっしゅ・あんど・ちっぷすぅぅ~!」とか叫んでたと思ったら、その一瞬後にはもう切り替わって、そんな少女っぽさをバッサリ斬り捨ててサムライになるんだ。ホント訳分かんないけど、そんなところも魅力なんだよね。見た目は普通の女の子なのに、何か凄ぇ事しやがる!みたいな。

 

 ライブ中に撮ってたビデオは全部クソ見たいな出来で、しかも途中で電池も切れやがった。マジついてねぇ。もう他の人がYoutube に良いクオリティのビデオ上げてるから、俺のクソみたいなビデオはうpしません。と言う訳で、俺のクソみたいなサムスンのGalaxyで撮ったやつの代わりに、日本のニュースで報道されたファッキン・高画質な映像のリンク貼っとくね。

www.youtube.com

 

 Perfumeのロンドン公演は最高だった。このWorld Tour 2ndの成功を受けて、チーパフュがヨーロッパツアーやUS のツアーを組んでくれたり、やる時はもっとデカい箱で出来るようになったり、あとテレビ出演とかもしてくれたら最高だよね。もしこの先Perfume がお前らの国でライブかましに来るぞ!って発表されたなら、俺からのアドバイスは一つ。

 

 

「迷わず行けよ、行けば分かるさ」

 

 

 ぜってー後悔しないから。例えアンタが Perfume のファンじゃないとしても、ちょっと思い切ってJ-POPのライブを体験してみて欲しい。Perfumeのステージはマジで見る価値あるから。アンチ共は「口パクじゃねぇか」とか何とでもdisってりゃいいよ。でもテメエらのお気に入りのクソ共は誰も、あ~ちゃんみたいにステージに膝ついて俺らに話しかけてこないし、のっちみたいにユーロハウスのビートになってヴォーキング出来ねぇし、かしゆかみたいに変態丈とヒールでサービスしてくんねぇからな。あと、お前らのお気に入りちゃん達の演出スタッフには、「Spending all my time」のセットばりにカッコいい演出とか絶対作れねぇし。

 

 一階席にいた、Perfumeの振付を全部完璧に覚えてたファンに乾杯!

 

―訳以上―