Perfume 翻訳物置き場

自分が翻訳した、Perfume に関する記事の翻訳を置いていきます。意訳も多いので、誤訳等ありましてもご容赦下さい。

BUSTLE 記事翻訳

BUSTLEの記事翻訳です。

原文URL↓

www.bustle.com

-以下翻訳-

 

J-POP女性グループ Perfume はどのようにしてコーチェラで歴史を作り、後に続く他のグループの為に道を敷こうとしているか

 

https://imgix.bustle.com/uploads/image/2019/4/11/e1a9be52-711a-4f4d-b22e-22c4208ece15-future-pop.jpg?w=970&h=546&fit=crop&crop=faces&auto=format&q=70

 

 今年のコーチェラにおいて4月14日と21日、女性グループ Perfume がコーチェラのステージに立つ史上初のJ-POP女性グループとなる、という歴史を打ち立てようとしている。アメリカ最大のフェスにJ-POPグループの為の時間を設けさせるという快挙を成し遂げたPerfume大本彩乃(のっち):河島 佑香(かわゆか)脱退後に加入、左;樫野有香かしゆか);西脇綾香(あ~ちゃん)の3人によるグループ)だが、彼女たちはこれまでにも様々な障壁を、偉大な方法でブチ破ってきた。
 2000年に結成された彼女たちは、J-POPグループの中でも最も長い歴史を誇るグループの一つである。過去の20年の間に、3人は日本のビルボードチャートにおいてアルバム7枚で1位を獲得(2018年リリースのFuture Popを含む)してきたが、そんな彼女たちにとってもコーチェラ2019でのライブは未知のイベントだ。


「招待されてライブが出来るっていうだけで本当にありがたいことなんですけど、私達お客さんとしても行ったことがないので少し緊張してます。どうなるのかが分からな過ぎて」
 先日Skypeを通じて行ったBustleの取材に対して、他の2人のメンバーと一緒に通訳を通して答えてくれたかしゆかはそう語る。

 

 近年アメリカの様々なフェス(SXSWも含む)に参加してきたPerfumeの3人(3人とも30歳)だが、コーチェラはそれらと比較しても規模が大きい。コーチェラでライブを行う日本人グループはPerfumeが初ではない(2018年にロックバンドX Japanとおとぼけビ~バ~が参加)とはいえ、これまでに日本人の女性グループとして参戦したグループは未だおらず、きゃりーぱみゅぱみゅやBABYMETALといった、米国に大きなファンベースを築き上げてきたアーティスト達でさえ、いまだに招待はされていなかった。
 このフェスに挑戦することは、Perfume、ひいてはJ-POP全体にとって、かつてない規模の観客たちの心を動かすチャンスであると言える。

 

「滅茶苦茶大ごとですよ」とあ~ちゃんは言う。
「知ってはいるつもりだったんですけど、実際に参戦が発表されたらこの業界の人たちがたくさんコーチェラに行ってライブを見たい!って言ってくれてるのを聞いて。予想以上に大ごとだな、って思いました」

 

youtu.be


 これまでに米国でツアーを行う中で、3人はアメリカのファンベースと母国日本のファン達との間の明確な違いに気付いたという。
アメリカのファンって自分の気持ちとかPerfumeへの思いにより正直な気がします」とのっちは説明する。
「日本のファンの人たちってチームワークと連帯感!って感じなんですけど、アメリカのファンの人たちは、自分が好きな曲だったら好き!好きじゃない曲は好きじゃない!ってリアクションするんです。だから、より自分自身の気持ちを大事にしている感じですね」

 

 ファン達が自分が好きな曲により声援を送ること以外に、アメリカのファン凄ぇ…とあ~ちゃんが感じた一番の大きな違いは、観客たちの独創的なコスプレだという。彼女によると、日本では女性のファン達が3人の衣装そっくりのコスプレをしてくるが、アメリカではPerfumeのコスプレは性別によって制限されるものではなく、メンバー達の衣装ケースのコピーを作る以上のものになっているという。


「あるライブでは、私たちが”Spring of Life”(のMV)で着たLEDのドレスを作って着てる男性がいて」と、あ~ちゃんが振り返る。
「その衣装めっちゃVネックで筋肉が見えてて、LEDを手動で付けたり消したり出来るスイッチも持ってました。一人一人が自分のやり方でファッションを楽しんでますよね」

 

youtu.be


 Perfumeが19年もの間、ファン達の間で共感を呼び続けている理由の一つが、3人が常に自分たちに誠実でいる事だろう。きゃりーぱみゅぱみゅAKB48などのスターが知られる「Kawaii」のカテゴリー(ブリブリの超女の子っぽいポップ)に属することなく、代わりにテクノポップとバブルガム・ポップを融合させた彼女たち独自の音楽を作り上げた。
「ジャンルのパイオニアみたいな存在になろうとか、そういう風に思ってたわけじゃないんです」とあ~ちゃん。
「ただこれまでやって来たことをやり続けてたら、それが私たちのジャンルになっただけで」


 Perfumeの音楽の作曲、作詞、プロデュースは全て、中田ヤスタカの手によって行われる。アルバム制作のプロセスはそれぞれ、ある程度までは共同作業だ。3人がこの曲はこういう風に録音して欲しい、という指示の裏にある中田の曲に対するアイデアを認め、採用する。だが、Perfumeサウンドをどのように舵を切るかを究極的に決定するのは中田である。あ~ちゃんによれば、このスタイルは当分変わらないだろうとのことで、


「中田さんに詞を書いてみたいです、って提案してみたこともあるんですけど、中田さんって曲を作り始めるときにはもう完成品のイメージがあるみたいなんです」とあ~ちゃんは説明する。
「私達自身が中田さんのファンだから、あんまり(メンバーが作詞することを)無理強いしたくなくって。中田さんが一人でやりたいって思っている限りは、そのままにしておいた方がいいな、って思ってます」


 目下のところ、Perfumeは2019年のツアーを通じて新たなファンを獲得し、自身の歩みを進め続けることに集中している。
「私たちだけじゃなくて、最高のチームが私たちの後ろにいてくれるんで、チーム戦だとおもってます」とのっち。
「だからPerfumeとして海外に行くときって、私がそのチーム全体を代表して皆で世界に行くってことなんで、物凄く有難いことだと思います」


 コーチェラ出演によって、PerfumeはJ-POPのメインストリームの方向性を転換させる非常に大きな役割を担うことになり、もしかすると、他のJ-POPグループが彼女たちに続く為の道を敷くことになるのかもしれない。

-翻訳以上-

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