Perfume 翻訳物置き場

自分が翻訳した、Perfume に関する記事の翻訳を置いていきます。意訳も多いので、誤訳等ありましてもご容赦下さい。

翻訳動画解説:We ARE Perfume reviewed by Utamaru

 今回解説していくのは、映画「We ARE Perfume」を宇多丸師匠が批評した回の翻訳動画です。学生時代に仲間内で集まって徹夜で麻雀を打つ際のお決まりの儀式が、Rhymesterの「ロイヤルストレートフラッシュ」を聴いてから最初の半荘を始めることだったので、とてもお世話になったという意識の強い方です。心底どうでもいい話ですが。

 

動画↓

youtu.be

 

参考にした日本語書き起こし↓

miyearnzzlabo.com

 

自分で英訳した全文↓

We are perfume 宇多丸評

 

 とても長い動画であることや、宇多丸師匠が興奮すると早口になるので日本語のスピードに対して字幕の量的にスピードが追っつかなくなるなど、苦労しながら訳したのを覚えています。仕事の合間合間や、気が向いた時にだけダラダラ作業していたら、全部終わるまで非常に時間が掛かってしまった覚えが…。

 

解説①

Perfumeについて、ファンであるというだけでなく)

ものすごーく尊敬している同業者っていうことです。


They're the people in the same business I really, really, really respect.

解説:

「同業者」という日本語を一語で表す単語がないため、「同じ職業の人」という言い方をしています。後の文では「man in the same same profession」と言い換えていますが、「同じ言葉は繰り返さない方がスマートに感じられる」という英語的な理由からです。

 

解説②

要するに、事ほど左様にトラブルが起きてもですね、いわゆる修羅場ゆえの面白さとかそういう方向に行かずに、もうこれこそがPerfumeの素晴らしさを表現する究極の一語だと思うけど。

常に『多幸感』っていう方向にちゃんと着地していくと。


Just like this, even when they faced some troubles, the story never went down to "fun to watch troubles"-side, never.

Rather than that, it actually focused on showing "euphoria", the ultimate word to describe Perfume's loveliness in my opinion.
They always try to land the story on that "euphoria" side.

解説:

 「修羅場ゆえの面白さ」この単語を何とか意味が通るように訳すのが大変で色々と考えさせられました。訳文を日本語に再度直訳すると「トラブル見るのが楽しい」ですが、英文を「-(スラッシュ)」で繋ぐことで、名詞や形容詞として使用することがよくあるので、~側という意味を持つ、"-side"と繋げてみました。今回使ったニュアンスの「side」の一番分かりやすい例は「dark-side」でしょうか。

 蛇足ですが、この動画を見てくれたネイティブのファンの方から感想を頂いた時に

「トラブルが悲壮感につながらない(訳文では"a trouble does not make the atmosphere desperate"と訳しました)」という文について

「They don't make a drama out of crisis(彼ら(Team Perfume)は危機からドラマを作らない)」という表現をしていて、ネイティブは流石だ!と感心させられました。

 

解説③

誰のエゴも前に出てこないチームなんだよね。

誰のエゴが中心にもないグループなの。

They're the team without egos.
No one's egos were pushed front or at the center of the team.

解説:

 原文と英文で文章の区切り方を変えています。英文では「彼らはエゴの無いチームである」→「誰のエゴも前に出ていないし、中心にない」という組み立て方にして訳してあります。

 その後のアミューズ大里会長に対する「1人エゴが強烈に強い人物」という人物評は「one with a hell of a strong ego」と訳してみました。