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Perfume 翻訳物置き場

自分が翻訳した、Perfume に関する記事の翻訳を置いていきます。意訳も多いので、誤訳等ありましてもご容赦下さい。

WT 3rd LONDON公演レポ (Random J-POP)

―以下翻訳―

 

World Tour 3rdロンドン公演、ネタばれあり。

 

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 Perfumeのライブはマジ半端ねぇ。これまでYoutubeで沢山ライブ映像を見てきたし、実際にWT 2ndにも参戦して確かめた。それでもまだ、WT 3rdでPerfumeが何をやってくれるのか、俺の人生をどうしてくれちゃうつもりなのか殆ど予想が付かなかった。Perfumeはアーティストじゃないし、楽曲作りに対して何の貢献もしてない、ただの操り人形でしょ?みたいな事を言うヤツもいる。そういう批判にズバッと言い返すのは難しいのかもしれない(俺はそもそもそんな議論しようとさえ思わんけどね)。

 ただ、そう言うヤツらも一つだけ否定できないのは、ライブ中にあ~ちゃん、のっち、かしゆかの3人が見せる「ライブ力」はもう5億点ですよ!ってこと。別に3人は、もはや自分達を認めさせる必要があるレベルになんかいないんだよ。なのにPerfumeはWT 3rdのステージに上がる。まるで「絶対にやらなきゃいけない事」かのように。

 

俺らみんなにとって、WT 2ndは新しい世界だった。Perfumeのロンドンでの初ライブで、参加者の大多数がPerfumeのライブを見るのが初めてのヤツばっか。ライブの体験全部が夢みたいで、ホントにライブあったっけ?って感じだった。それに対して今回のWT 3rdはもっと現実感があった。

前回のライブからたったの1年ちょっと。その間に Perfume がやったことって、海外のファン達も巻き込むためにやってくれたことなわけ。オフィシャルYoutubeチャンネル開設、アルバムの世界販売、ツアーの休み中に海外でのライブについて触れること。

 Perfume はもはや手の届かない遠い存在じゃなくなって、このWT 3rdでその距離は完全に無くなった。

 

WT 2ndはサイコーだった。だけど、カンヌでやったプロジェクションと一体化した「Spending All My Time」以外は凄くベーシックなライブだったよね。今回は入場料上がった分、日本でやってるライブみたいなデカい演出を沢山ブッ込んで来てくれた。照明凄く良くなってたし、セットも組まれてた。HDスクリーンあり、UVライトあり。分裂するステージセットもあり。

 

 チーパフュ、ガチで来てやがる。

 

 セトリは鉄板でGAMEから Cling Cling までまんべんなく、カップリング曲もおまけに何曲か。確かこんな感じのセトリだったけど、何曲か抜けてたり、順番違ってたりするかも。

 

Enter the sphere

Spring of life

Cling Cling

ワンルームディスコ

MC

Hold your hand

Spending all my time (DV&LM remix)

Game

Seventh heaven

PTAのコーナー

Party maker

Glitter

チョコレイト・ディスコ

ポリリズム

Handy man

アンコール: My color

 

 セトリで一番の驚きだったのが、着替えタイムにDV&LMリミックスのsamtを使ってきたこと。でも驚きはそれだけじゃない。曲が始まった時はいつも通り曲だけフルで流して、終わった後に3人が出て来て別の曲スタートって言う流れだと思ってたんだけど、2分過ぎたあたりで照明が付いたらステージ上に3人がいて踊り始める。曲もオリジナルとリミックスをスイッチしながら続いて行く。凄かったわ。「Spending All My Time」が進化を続けてるのを見るのは嬉しいよね。最初に曲聞かされた時の(お前らの)反応が、あんま歓迎されてる感じじゃなかった事を考えると特に。他の曲でもこういうことしてるのを見てみたいかも。

 「Cling Cling」のリリースについての(お前ら)の反応は、控え目に行って賛否両論って感じだったけど、予想通りしっかりパフォーマンスしてくれた。シングルからは「Cling Cling」と「Hold Your Hand」の2曲。どっちも俺のお気に入り上位リストには入ってこない曲だけどダンスはスゲー良くて、踊ってるの見た後だと曲にも耐性が付いた感じがする。「Display」をやってくれなかったのは残念。シングルの中で一番評判いい曲だったし、ライブの間中ずっと俺らのテンション異常だったし、クラブの雰囲気バキバキだったから、絶対「Display」やったらエラい事になってたと思う。

 

 PerfumeがLEVEL 3のツアーで、象徴的な最高のパフォーマンスを「Party Maker」でブチ込んで来たのを見た時、セットが凄過ぎてドームとかアリーナみたいなデカい会場以外ではこりゃやれんわ~と思ってたんだけど、ぐるんぐるんツアーの中で、もっとシンプルなヴァージョンのパフォーマンスをしてるのを見て、WT 3rdでもやれるんじゃね?っていう可能性が出て来て、実際にやってくれた。

 あまりにも刺激的だったから、やってる間中一回も「リフト付きでやって欲しかったなー」とは思わんかった。むしろLEVEL 3でやった時よりもエネルギー発散してる気がしたよ。もしかしたら踊ってる床が動いて50フィート(15メートル)上空に上がる心配しなくてよかったからかもね。3人はホントに楽しそうで、観客も狂ったように盛り上がってそれに答えてた。

 

 ここんところPerfumeの衣装は「え、それどうなん?」みたいな感じのが多くて、いくつかははっきりと最悪。WT 3rd用の衣装も全部前に来てたやつの作り直しみたいな感じで、可もなく不可もなくって感じ。でも「レーザービーム」の衣装を蘇らせたのだけは賞賛に値するよね。スーパーヒーローのセクシー系女上司みたいな感じで最高だったし。

 今や「2着服重ね着して曲間で早着替え」術の達人になった3人だけど、今回俺が今まで見た中で一番滑らかな早着替えを見せてくれた。「Spring of Life」が終わった後照明が消えて、3秒後に「Cling Cling」が始まって照明がついたら3人が新しい衣装で立ってたんだ。

いつ着替えたのか、どこで着替えたのか全然、1ミリも分からんかった。

 友達と顔見合せちゃったんだけど、そん時の俺の顔「なにした?今何した!?ファーーック!」みたいな感じ立ったと思う。

 2回目の衣装替えは1回目とは正反対で、「Party Maker」のイントロで俺らの目の前で衣装を脱ぎ捨てて踊り狂って、手が届くところにいる奴ら全員の髪の毛とか鷲掴みにしてたね。

 

 曲がかかった時の3人はもう人間じゃないレベルで、細かすぎる振付を簡単そうにこなしてるのに、照明が付いて会話する感じになった時の3人って、驚くくらい普通なんだよね。

 かしゆかがコーヒーが大好きで、「Pret-a-manager」(イギリスのコーヒーチェーン)にハマった!みたいな話とか、あ~ちゃんのパブ行ってみたい!とか、ロンドンで食事するのにオススメのお店ある?とか。オススメの店聞かれた観客が「Nando’s」!って叫んだのをのっちが繰り返して「Nando’s」って言ったら観客が爆笑しててワロタ。

 のっちの「Nando’s」がこんなに面白いとは思ってもみなかったけど、マジサイコーだったわ。携帯の着信音にするレベル。他のしゃべりも結構のっち担当が多くて、ツアーの大まかな説明とか観客に質問したりとかしてた。

3人の中で一番英語話すのに抵抗がなさそうで、3人で話してる時も、あ~ちゃんとかしゆかが日本語で話してる間に英語で入ったりとか、英語で答えたりとかしてて、それがまた楽しそうなの。もう超可愛くて。俺は思ったね、

「のっちは俺の嫁」と。

 

 あの娘確実に英語の秘密特訓してるっしょ。次のツアーの時MC完全英語になってても驚かんよ。

 

 PTAのコーナーはいつも通りテキトー。ダンス教えたり、ディズニーの「アナと雪の女王」の小芝居したり「Let It Go」歌ったり、何か歯を磨いてどうこうみたいな歌歌ったりとか。滅茶苦茶だし訳分からんけど、その訳分からなさも楽しめたし、3人がステージ上で見せる切れ味鋭い最高のパフォーマンスと、いい加減でテキトーな感じとの間を行ったり来たり出来るのがスゲーと思った。

 

 後、見てて感動したのが観客の訓練されっぷり。

あ~ちゃんが言ったジョークで全員爆笑、のっちが英語でなんて言うんだっけ?みたいになってる可愛い感じを見て全員クスクス笑い、全員正しいタイミングでコール、畏敬の念を覚える対象も一緒。「Spring of Life」でかしゆかの髪の毛がファサーってなるのをみて全員おぉ…ってなってかしゆか笑わせてたり、「ねぇ」の時も全員同じドラムのキックに合わせて手拍子してたり、「Dream Fighter」の「さーきまで!」のコールも揃ってたり。「全員にどっかから同じ指示が降りてきてんじゃね?」とか思うレベル。

 

 この国でJ-POP好きやってると、ネット以外では音楽の趣味について完全にぼっちな気がするんだけど、ライブ中は完全に皆と同じで一つになってて、ホントに美しい時間だった。個人的にもっとサイコーだったのが、Perfume好きとか一言も言ってなかった会社の同僚が3人も来てたのと、ツイッターのフォロワーさんが一列後ろにいたこと。

ライブマジ出会いの場。

 

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 あ~ちゃんが、ちょこっと話してくれた。言葉の壁を越えてPerfumeファン達が同じ気持と音楽を共有出来るんだって。これはマジでホント。

 観客席には人種も、年齢も、バックグラウンドも全然違う色んな奴らがいたけど、あの瞬間俺達は一つで同じだった。

 あ~ちゃんがもう一つ言ってたのは「これからもPerfumeを愛し続けてね」って言うお願い。

 

 この先もロンドンに年イチ位で来てくれて、これまでやって来たことを続けてくれる限り、俺の誓いは破られることはないね。

 

―訳以上―