RollingStone 記事翻訳
RollingStoneの記事翻訳(Perfume部分のみ)です。
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-以下翻訳-
コーチェラ 2019: 本誌が見た16の最高のライブ
Perfumeが魅せたJ-POPのレイブ
2019年4月14日、カリフォルニア州インディオで行われた2019コーチェラ・ヴァレー・ミュージック&アートフェス、ゴビテントでパフォーマンスをするPerfumeの西脇綾香、大本彩乃、樫野有香
あたかも「コーチェラでライブをする最初のJ-POPグループ」という称号を得るという名誉だけでは不十分であるかのように、日曜日の夜に広島出身のこのグループは、クッソ最高のレイブパーティーをやってのけた。
蜂蜜にミツバチが集まるように、彼女たちのバブルガム・ハウスとハッピー・ハードコア・ポップに好奇心の強いフェスの参加客たちがゴビテントに吸い寄せられ、当然のようにキラキラのメイクがはげ落ちるまで踊り続けていた。
VIPゾーンにいたのはプエルトリコのスーパースター Bad Bunny で、彼女たちの熱狂的なテクノのに乗って心底楽しそうに踊っていた。
「コーチェラ、愛してます!」とのっちは語る。「またすぐに戻ってくるよ!」
-翻訳以上-
Perfumeの動画の英語字幕を作成しています。よろしければチャンネル登録等お願いします。
THE VERGE 記事翻訳
THE VERGE の記事翻訳です。
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日本で最も未来的なポップグループ、Perfumeの舞台裏
「Future Pop」ツアーはテクノロジーとダンスの眩いばかりの衝突
記:Sam Byford 3/29 7:10
Perfumeはそのスタイリッシュかつ近未来的なイメージと、それに裏打ちされた特徴的なエレクトロ・ポップサウンドで、日本において10年以上最も人目につきかつセールスを上げ続けているアーティストだ。
しかし3人の「音楽」面でのアウトプットは、等式の片一方に過ぎない。Perfumeのライブはテクノロジーとダンスの眩いばかりの衝突で、広大なアリーナをSF的なおとぎの国に変えてしまう。
そんなPerfumeの「Future Pop」ワールド・ツアーが明日、ニューヨークのHammerstein Ballroomでのライブからスタートする。去年の12月に行われた横浜でのライブに参加してメンバーを取材し、さらにはライブ演出の裏側にいる「中の人」にも取材し、Perfumeのテクノロジーとポップカルチャーの融合の裏側にあるものに迫った。
Perfumeは広島のタレント養成所で2000年頃に結成された。だがグループの人気が急上昇したのは2008年、近年のJ-POP史でも最も影響力の強いアルバムの1つである「GAME」のリリースだろう。プロデューサーの中田ヤスタカは自身のグループ、Capsuleの渋谷系に影響を受けたエレクトロニカをベースに、革新的な一連のテクノポップ楽曲を生み出し、Perfumeは世界的なEDMブームに先駆けて突出した人気を誇るようになった。そういった意味でも中田ヤスタカのエレクトロ作品と近未来的なイメージは相性がいいと言える。
「若かったころはディーヴァ的な歌い方を練習してたんです」と語るのは西脇綾香(あ~ちゃん)。
「でも中田さんと初めて会って、エレクトロの曲をやり始めた時に、エレクトロにロボット的なイメージがあって、そこから繋がっていった感じです」と大本彩乃(のっち)が付け加える。
「ファンの皆とのつながりは常に感じています。でもテクノロジーを使うことで、より近くに感じられるんです」
初期のシングル「ポリリズム」等の最小限の映像(訳者注:ACのCMのことだと思われる)が基礎となり、PanasonicやNHK、NTT Docomoといった企業との注目を浴びたコラボレーションが後に続いた。
「ファンの皆とのつながりは常に感じています。でもテクノロジーを使うことで、より近くに感じられるんです」と樫野有香(かしゆか)は語る。
「例えば、ツイッターから送られたメッセージを3D映像の一部としてステージ上で見せたりとか。ファンの皆がテクノロジーを通して私たちのライブを体験出来るようになったり」とあ~ちゃんが付け加える。「テクノロジーがPerfumeの特徴ってわけじゃないんですけど、そういうテクノロジーが存在するなら最大限活用したいのがPerfumeなんです」
彼女たちは確かにそれをやってのけている。Perfumeのライブは、これまで見たことのあるどんなものとも異なる。進化したモーションキャプチャー映像と複雑な透過性のスクリーンの配置を利用して、一曲一曲が容赦のない美を誇り、ダンスと音楽そのものをさらに引き上げている。
最先端のライブ演出の多くは2006年に真鍋大度(1mmのMVのディレクションも務めた)によって発足した実験的アート集団、Rhizomatiksの手によるものである。真鍋とは、彼の東京のスタジオで一時間ほど会うことが出来た。そしてそのインタビューのほとんどは、彼のMacBook Proに保存されている、現在進行中の衝撃的な作品の数々を見せてもらって過ぎて行った。
Rhizomatiksはあまりにも多数のプロジェクトを同時に手掛けているため、真鍋はプロジェクト間でテクノロジーがどうシェアされているかの経過を、300年後の東京の地下鉄マップのようなフローチャートで確認しなければいけない。RhizomatiksはPerfumeの振付師であり、ダンスカンパニーElevenplayの演出家でもある水野幹子と親しく仕事をしている。
「最初に物凄く実験的なプロジェクトをElevenplayでやってみて、もしその技術が上手く行ったらPerfumeでも使います」と真鍋は言う。
「リサーチと開発はElevenplay、より大きいスケールでの応用がPerfumeって感じです。Perfumeのライブでお客さんがたくさん入っている状況では絶対に失敗が出来ないので、その前に沢山テストを重ねます」
[Official Music Video] Perfume 「1mm」
Rhizomatiksのテクノロジーの多くは独自のものである。例えば、2014年大晦日のNHK中継では、彼らは自身でドローンを開発し、9個の点滅するランタンを、「Cling Cling」をパフォーマンスするPerfumeの3人の周りに飛ばした。
「充分に安全性が高いドローンが何処にも売ってなかったんです」と真鍋は説明する。
「普通のドローンを使用すると、ケガを招くのではという心配がありました。自分たちが開発したものは、人に当たってもドローン自体が壊れるだけなので、誰もケガをしないつくりになっています。バッテリーが3分しか持たないので商用にはならないですけど、ライブ演出にはいいものだと思います。普通に売っているドローンを使っていた間には沢山ケガがありましたから」
しかし今回のFuture Popツアーでは、Rhizomatiksは初めて一般用のガジェットを演出の一部に使用している。「Tiny Baby」という曲で、3人がそれぞれのマイクスタンドに取り付けたiPhone Xの前でパフォーマンスをする。3人の顔はステージ上にある大きなスクリーンに映し出され、iPhoneのTrueDepthカメラを用いて3人の口から言葉が飛び出すなど、様々なエフェクトを見せてくれる。視覚効果用のソフトウェアはRhizomatiksの2人のエンジニアが開発した。
「現時点で、顔認識テクノロジーとしてはiPhoneが一番安定してると思います」と真鍋。
「使いやすいしAPIも洗練されてる。ライブでは他に照明も沢山使うので、ただのRGBカメラだと安定しないんです」
驚いたことに、Perfumeの3人は自身のパフォーマンスについて常にすべてを分かっているわけではないという。
「実は演出が付いた状態での自分たちをまだ見ていないので、現時点では何とも言えないです」Future Popツアーで何か特に気に入った曲はあるか?という私の質問に対して、のっちはそう答えてくれた。
「実際に自分で見てないから想像でしかないけど、「Tiny Baby」かな」とかしゆか。
「振付が滅茶苦茶シンプルで、文字が私たちの口から飛び出てきて、お客さん達も見るのが楽しいと思います」
Perfume的には、一番大変な時間はステージに上がる前にも訪れるそうで、
「大度さんのおかげで楽が出来てると思います。私たちがやるべきことは振付を完ぺきにこなすだけ。そうしたら後のことは大度さんがやってくれるから」とのっちは語る。
「でもそういう演出を実現するために、振付の3Dビデオをグリーンバックに向かって何回も何回も録画するんです。それが大変」
「テクノロジーを実際の演出に加えることで、音楽とダンスをより私たちが魅せたいように表現できる」
Future Popツアー以外にも、Perfumeは米国でコーチェラでのパフォーマンスを行う。これは必要上、よりむき出しの演出になるだろう。記者がPerfumeを始めて観たのは2011年に大阪で行われたSummer Sonicでのことで、皆さんが想像する通り、ライブとは全く異なる経験だった。日光の下、セットチェンジの時間も限られている状況では出来ることはあまりない。
「フェスには私たちを知ってくれたばっかりの人とか、Perfumeを初めて見るような人たちも来ます。それでステージ上は私達だけなので、もう挑戦ですよね」とかしゆかは語る。
「テクノロジーを実際の演出に加えることで、音楽とダンスをより私たちが魅せたいように表現できるんです。テクノロジーはその手助けをしてくれます」
「フェスだともっと攻めた感じの、皆さんに私たちを知ってもらうためのステージになります」とあ~ちゃん。
「でも「Future Popツアー」みたいなライブだと、ライブの最後までお客さん達に楽しんでもらう責任があります。だからある意味ではリラックスも出来るけど、別の意味でプレッシャーも感じますね。でもそういうプレッシャーに打ち勝った時の満足感が凄くて、だらかライブをやめられんのんですね」
近未来的なイメージを持つPerfumeだが、メンバー3人の公共での存在感は、日本の芸能人の水準と比較して比較的控えめで、個人レベルではSNSも利用していない。
「事務所の方針です」と言って笑うのっちは、iPhone SEに機種変するまでスマホを使っていなかったという。
「そういうものに最初に手を出さなきゃいけない側の人たちなんですけど、そういうのが出来ないんですよね。どちらかというとプライベートの安全保護の意味が強いんですけど。アルバムとかそういうものに関する投稿をオフィシャルのPerfumeアカウントでするのは好きなんですけど、自分たちについての投稿はしないですね」
最も、最近ではTikTokのアカウントも始動し、スマホもiPhone XSに機種変したことは記載しておこう。かしゆかのデビューはiPhone 3Gで、日本においては非常に早い段階でのスタートと言える。
「そういうのに付いてくのが遅くて、例えば「え?携帯が顔認証するの?」とかそういうのがあるとビックリするんです」とのっち。
「でもなんとか付き合って行きます。世界がそういう風に動いてるんですもんね」
アルバムとして「Future Pop」は中田の初期の作品ほど音質的には革新的ではないが、それは世界規模でのEDMとエレクトロポップの流行という点から避けられないものなのかもしれない。しかし3人によれば、中田はこのアルバムをPerfumeのこれまでの究極的な反復として捉えているという。
「中田さんがタイトルとアイデアを考えてきてくれたんです」とかしゆかは語る。
「でも中田さんが言ってたのは、Perfumeのプロデュースを始めた時に人から私たちの音楽はフューチャーポップだ、って言われたらしくて。当時は中田さんは別に近未来的だとは思わなかったらしいです。まだほかにやることもあったし。でも今Perfumeとやって来たこと全部を振り返ってみると、確かにフューチャーポップだったしこのアルバムはその最終結果だ、って中田さんが実際に言ってくれたんです」
それを聴いたうえで当然浮かぶ質問、「ではPerfumeのフューチャーポップの未来とは何なのか?」
「中田さんしかわからないんじゃないですかね!?」とあ~ちゃん。
「中田さんの事を信じてるし、中田さんが導いてくれる所なら何処までも付いて行きます」とのっちも賛同する。
その一方で、真鍋は常にライブで使える新しいテクノロジーについて考えている。彼が特に興味を示しているのは(*)FMRI(機能的核磁気共鳴画像法)脳スキャンを介した映像の生成だが、そのアイデア自体はライブ会場よりも家庭の方が向いている、と真鍋も認めている。短期的には、5GネットワークがRhizomatiksにとってより直近の刺激的な課題である。
訳者注:FMRI→を参照 fMRI - Wikipedia
「一番期待してるのは、観客の携帯から映像をステージに送れる能力ですね」と真鍋は語る。
「SAYONARA国立っていうイベントを旧国立競技場でやったときに、観客に写真を撮ってもらってそれをサーバーに送ってもらい、その写真を使ってスタジアムの3Dモデルを構築するっていうのをやったんです。でもあれはリアルタイムではなく、wi-fiを通じて写真を送ってもらう必要があって、時間が掛かり過ぎました。もし5Gがあればカメラから画像を直接サーバーにリアルタイムで遅れて、瞬時に3Dモデルを使用できるんです」
これはRhizomatiksが近年すでに取り組んでいる技術である。電話何台かをケーブルで接続したものに過ぎないとはいえ、その技術のコンセプトのデモ映像を見せてもらうことが出来た。
少数のデバイスから圧縮した映像を送信する際にはwi-fiの使用も可能だが、そのような技術を人で満杯のアリーナで使用するならば5G無しには不可能だ、と彼は語る。
(インスタ内の英文の翻訳)
フィリップ・W・シラーと未来について話しました。
折角の機会なので、議論を深めるためにデモを幾つかお見せしました。
彼に刺激を受け、更なる高みを目指すやる気をもらいました。
このインタビューの数日前、真鍋のインスタグラムに彼とAppleの上級副社長、フィリップ・シラーが会談している写真がアップされていた。そこで、彼と何を話したのかを聞いてみた。
「AR関係についてざっくり話しただけです」と真鍋。
「あと、5Gネットワークを手にした時、AR技術も大きく変わります。なのでその未来についても話し合いました」
AppleはiPhone Xを使った「Tiny Baby」のパフォーマンスを知っているのだろうか?
「はい、僕が彼に見せました。気に入ってましたよ」
-翻訳以上-
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NEKOPOP記事翻訳
NEKOPOPの記事翻訳です。
原文URL↓
http://nekopop.com/2019/03/perfume-interview-2019/
Perfume インタビュー 2019
世界で最も有名なJ-POPグループの一つとして、Perfumeは新たな挑戦を乗り越え続けている。今年開催される4度目のワールドツアーでは、アメリカで数公演を行い、Coachella Music Festivalにもデビューを果たす。
のっち、かしゆか、あ~ちゃんの3人が、3月30日にニューヨークで行われる初日のライブを前に、ファッションやテクノロジー、そしてフライドポテトについて語ってくれた。
- Perfumeについて考えるとき、3人のファッションのイメージを思い描かずにはいられません。ファッションは自分たちの音楽を強めるのにどのような力になっていますか?
のっち:
まず第一に、ファッションのおかげで誰が誰か分かってもらえているところがあります。自分たちのスタイルを見つけた時に、そこにキャラクターも一緒にくっついてきたので、それ以来それを変えないのをモットーにしてます。あと、新曲をリリースしたり、ツアーをやったりする時に、みんなが私たちのファッションにも注目してくれてることも知ってて、それは嬉しいですね。
かしゆか:
衣装の遷移の質感とか、色とかデザインとか、そういうディティールがあるから、歌にプラス出来るんだと思います。それが私たちが曲を表現したり、リスナーに伝えたりするやり方なんです。 例えば、一番最初に「Spending All My Time」を聴いた時に、なんかクラブっぽい曲で素肌いっぱい出てるセクシーな衣装を想像すると思うんですけど、MVで逆に制服っぽい衣装を着て魔法の学校に囚われた女の子たちです、っていうのを見せることでそういうイメージをコントロールして、より「Perfumeっぽい」イメージにしたりとか。永遠に続く未来を歌った「無限未来」を表現するために、柔らかい透明な布をつかったりとか。ファッションは楽曲の世界観に新たなものを加えたり、拡げたりしてくれます。
[Official Music Video] Perfume「Spending all my time」
-「Perfume WORLD TOUR 4th FUTURE POP」ではこれまで日本、中国、台湾を廻り、今回アメリカでのツアーがニューヨークから始まります。海外でのツアーで一番楽しみなことは何ですか?
全員:
フライドポテト!(笑)
かしゆか:
読んでる人に「こいつらいつもポテトとピザ食ってんな」って思われちゃう!「他に食べるものないの?」みたいな。
あ~ちゃん:
今回はネイルをアメリカでやってもらうのが楽しみです。
かしゆか:
海外でネイルやってもらうの初めてなんですよ。
のっち:
これまでこんなに長い間同じスタッフさんたちとツアーを廻ることがなかったので、これからさらにコミュニケーションを深めていくのが楽しみですね。
かしゆか:
あと、海外に行くと変装しないで一緒にショッピングに行けるので、それは凄くいいですね。
あ~ちゃん:
私もそれ楽しみ!
かしゆか:
好きなだけ喋って、一緒に歩けるし。
あ~ちゃん:
ドジャースの前田健太選手がここ2シーズン入場曲に私たちの曲を使ってくださってるんです。だからLAにいる間に試合を見に行けたらいいな、と思います。
- 最新のアルバムとツアーのタイトルが「Future Pop」ですが、ポップミュージックの未来はどうなると思いますか?
かしゆか:
トレンドっていつでも昔に戻ると思っていて、昔の音が今聞くと「昔風」でかっこよく聞こえたりして、ループしてるんだと思います。
のっち:
昔のスターとか曲とかがリバイバルでよみがえるんじゃないかな。
あ~ちゃん:
曲がどんどんキャッチ―になるにつれて、歌が凄く短くなってサビのキャッチ―な所しか残らないかも。そのキャッチ―な所を何回もループで歌って、一緒に歌うような1分とか2分の歌みたいなのが主流になるかもですね。
のっち:
誰かがそれをやってヒットしたら、みんなそのトレンドに乗っかるかも!
Perfume WORLD TOUR 4th “FUTURE POP" Trailer
-今回のツアーでもカッコいい照明や特殊効果、複雑なダンスを披露する予定だと思いますが、リハーサルをしていて全てを完璧にするために一番大変なのは何ですか?
かしゆか:
何か事前にプログラミングされているものと一緒にパフォーマンスをする時って、私たちがやることは100%正確じゃないといけないんです。SXSWでパフォーマンスしたときは、回転するスクリーンを持って、人力でリズムに合わせて動かしてました。カウントを取って正しいタイミングで動くんですけど、位置も正確じゃないと演出が上手くいかないんです。だからテクノロジーと一緒にやるときには、私たちのパフォーマンスは完璧じゃないといけなくて、それは凄くプレッシャーです。
-このツアーで初めてPerfumeのライブを見るような人に、ライブを見た後に行ってほしい言葉は何ですか?
あ~ちゃん:
「何をやったのか詳しくは分からないけど凄かった!信じられない!」そう言ってもらえればいいな、と思います。
-翻訳以上-
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Billboard 記事翻訳
Billboardの記事の翻訳です。
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―以下翻訳―
コーチェラでライブする最初のJ-POP女性グループ、Perfumeについて知っておくべき5つのこと
記:Tamar Herman
15年以上にわたって、Perfumeとして知られる3人はJ-POP女性グループの意味を変革し続けている。近未来的でエレガントなエレクトロポップの第一人者となった彼女たちは、最新アルバムFuture Popにおいて、自身のサウンドにフューチャーベースを取り入れ、更なる一歩を踏み出した。
あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人はこの3月、現地時間30日にニューヨークの「Hammerstein Ballroom」で開催されるライブを皮切りに始まるにFuture Popツアーの為に、アメリカへと向かう。その後シカゴ、シアトル、サンノゼ、ロサンゼルスでライブを行い、2週末にわたってコーチェラにも登場する。
既に世界中にPerfumeファンは存在するが、バンドのちょっとした紹介がこちら。
「3人は高校時代からの友達」
(*訳者注:記者の勘違いと思われます)
ステージ上で見せる真剣な顔のカリスマ性で知られるPerfumeだが、一方で西脇綾香(あ~ちゃん)、樫野有香(かしゆか)、大本彩乃(のっち)の3人が魅せる愛らしいバイタリティーも、ファンに愛されるポイントである。
3人が出会ったのは芸能スクールであるアクターズスクール広島に在学中のことで、正式にデビューしたのは2002年のシングル「OMAJINAI☆ペロリ」、初めて日本のオリコンチャートでトップ10に入ったのは2007年の「ポリリズム」(その後Cars 2の挿入曲にも採用された)でのことだった。
「キャリアのほぼ全てを通じて、一人のプロデューサーが音楽制作を手掛けている」
Perfumeは厳密にいえば3人組だが、4人組と考えることも出来る。2003年から、グループの音楽面は中田ヤスタカが手掛けている。彼女たちのヒット作の全ては、この天才プロデューサーの手によるものである(きゃりーぱみゅぱみゅやSMAPなどの楽曲も手掛ける)。
ヤスタカのもとで、Perfumeは電子音と人間の声との間の空間を融合させる存在として名をあげ、彼女たち自身も「中田さんは私達の声も、中田さんの音楽の一要素として捉えているんじゃないかと思います」と語っている。
近年興味を示したことはあるが、Perfume自身は作詞も作曲もしない。
「Perfumeとは体験である」
Perfumeは、その正確な振付と共に「仮想」と「現実」を融合させるような、スタイリッシュで近未来的なパフォーマンスで有名だ。彼女たちとこれまでに広範囲に渡るパフォーマンスを作り上げてきたのは、2016年のリオオリンピックの閉会式での演出後、現在世界中で注目を集めている日本のVFX企業、Rhizomatiksである。
Perfumeの曲とそのパフォーマンスとのダイナミズムは、日本の音楽シーンにおいてはもはや伝説的であり、3人は定期的に国内最大規模の会場でライブを行っている。
「メンバーたちのアイコン的な見た目」
活動の初期のころから、Perfumeのメンバー一人一人を髪形で見分けるのは簡単だった。のっちはボブ、かしゆかはロングのストレート、あ~ちゃんはもっぱら、緩いスタイリングの髪をポニーテールにするかまとめている。これは衣装でも同様で、ステージでパンツを履くのはのっちのみである。
最近では自身のファッションブランド「Perfume Closet」も立ち上げ、それとは別にステージ上で履くことで知られるハイヒールのブランドもコラボレーションで制作している。
「コーチェラでライブを行う初めての日本人ガールズグループである」
アルバム「Cosmic Explorer」がダンス/エレクトロアルバムチャートで16位に入ってからほぼ3年後(2016年4月23日)、Perfumeはコーチェラ2019が開催される両週末に会場でライブを行う。
昨年リリースされた最新アルバム「Future Pop」に収録されている曲でパフォーマンスすると予想されており、その中には日本の2018年の年末にJapan Hot 100で特集もされた「無限未来」も含まれている。
-翻訳以上-
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Paper Magazine記事翻訳
Paper Magazineの「Future Pop」静岡公演のライブレポ&インタビュー記事の翻訳です。
原文URL↓
―以下翻訳―
Perfumeこそが、J-POPの世界的なミライ
暖かな10月の夕方、私は静岡の室内競技場の真っ暗なプレス席(静岡:東京から電車で一時間半位のところにある、比較的静かな沿岸都市)に座っている。
私の周りや一階の観客席にいるのはお洒落な20代の女性達や、スーツとPerfumeグッズを着こなしている40位のサラリーマン達。多分こちらでのライブの習わし的なものだと思うが、携帯電話の電源を切り、うちわや手作りのポスターを掲げている。
私と同様に、他の観客たちも辛抱強く日本で最も人気のあるの音楽グループを待ち続けている。時折、姿なき声が会場の隅から響く。
「のっちー!」と叫ぶ女性、「あ~ちゃーん!」と叫び返す男性、別の声は「かしゆかー!」と響き渡る。
観客たちがメンバー一人一人の名前を叫ぶライブ前の痺れるコール&レスポンス、ライブを見に私達をここまで連れてきたグループ、Perfumeの。
それからすぐに会場は暗くなり、スタジアム内をレーザーがネオンの流星のように、頭がおかしい位飛び交い始める。スピーカーから音楽が流れ始める。近未来的な怪物のようなビートはまるで会場のてっぺんにエイリアンの宇宙船が着地したかの如く鳴り響き、ステージ背後の巨大LEDスクリーンには、3人の輪郭をかたどった巨大なプロジェクション画像が投影される。
ステージのフロアが開いていき、一人ずつ、あ~ちゃん(29)、のっち(30)、かしゆか(30)の3人がアリーナの下から登ってくる。アンドロイドのようなポーズを取り、金属製の舞台で出来た高い舞台装置の上で静止している。
そこからの2時間強にわたり、Perfumeは気分爽快なEDMの爆音と煌めくようなダンスポップシングルのドキドキするようなセットを繰り広げてくれた。その過程で彼女たちが魅せてくれる革新的な視覚効果のパフォーマンスに、私の心はブッ飛んだ。
ホログラムが踊る!マッピング!シンクロした影のプロジェクション!振付と後ろのスクリーンがシームレスに繋がる!
あ、レーザーの話したっけ?
完全に心を持っていかれました。正にあれこそが、ポップの未来だった。
3月30日、Perfumeは静岡から離れた世界で、正確には6,812マイル離れたマンハッタン、ミッドタウンの「Hammerstein Ballroom」でライブを開催する。
最新のワールドツアーをニューヨークでスタートさせた後、3人はアメリカの5つの年をこの春で廻り(シカゴ、ダラス、シアトル、サンノゼ、ロサンゼルス)、その後カリフォルニア州インディオで開催される「Coachella Music & Arts Festival」に出演する最初の女性J-POPグループ、という名声を得ることになる。
期待値も高いこのフェスティバルでのライブは、欧米諸国におけるJ-POPのターニングポイントとなると同時に、アジア地域の音楽シーンではすでに旋風を巻きを越しているPerfumeにとっても、世界的なキャリアの一つの到達点となるだろう。
これはPerfumeにとってだけでなく、もっと大きく言えばアメリカの音楽シーンにおけるアジアの知名度の面でもとても大きな出来事だ。Perfumeが出演する今年のフェスには、韓国で最も急成長を遂げたグループの一つであるBLACKPINKも、このフェスに参加する史上初のK-POP女性グループとしてラインナップに名を連ねている。
Perfumeの煌めく「Future Pop」(偶然にも去年8月にリリースされたアルバムと同じ名前である)のサウンドは、確かに表面的には前向きな、未来を見つめるものの様に感じる。だがその中心で脈打つのは、かつての「期待されない噛ませ」であった過去とも強固な絆を育み、もしかすると自身の未来についてと同じぐらい誇りを持つ心である。
2002年にリリースされた、西脇綾香(あ~ちゃん)、樫野有香(かしゆか)、大本彩乃(のっち)の3人のPerfumeとしてのデビューは、ブリブリでポルカ調のインディーシングル「OMAJINAI☆ペロリ」だった。次の年、広島のタレント養成所の生徒同士で2000年代初頭に結成されたこのグループは上京し、自身のエレクトログループ「Capsule」でよく知られる多作の音楽プロデューサー、中田ヤスタカと出会う。
そこからの数年、グループは渋谷系と呼ばれる、90年代後半に東京、渋谷で人気のあったキッチュでレトロ風なサウンドをリリースし続けた。体を揺らすビットポップ風のシングル、「スウィートドーナッツ」や「モノクロームエフェクト」はインディー界隈でこそ評判となったが、音質的な一貫性に欠ける一連のリリースもあって、商業的な成功は掴めずにいた。
(*訳者注:音質的なの原語は「sonically」で「音質的、音響的」を意味します。次の文章の繋がりを見ても、記者の方が考える「近未来的」Perfumeとインディーズ時代のレトロ風のイメージが一貫していない、という意味で「音楽的な一貫性を欠いていた」という意味の文章なのかな?とも捉えられますが、取り敢えず原文通りに訳してみました。)
数年間に渡ってインディーシーンから抜けだそうと苦闘した後、2008年までにグループのスタイルはより洗練され、はっきりとエレクトロで、疑う余地もなく近未来的なものになった。中田ヤスタカが舵を取り、Perfumeは自身の代名詞となるサウンドとスタイルを発見し、商業的なブレイクを迎えた。
そしてその夏、Perfumeは7枚目のシングル「ポリリズム」をリリース。この光り輝くシンセポップの名曲が、日本最大の放送局であるNHKのキャンペーンソングに起用されたことで、彼女たちの名は明確にJ-POPの地図に記された。
ポリリズムは日本のオリコンチャート(米国でいうビルボードのようなもの)のトップ10入りを果たし、数か月後にリリースされた初のスタジオアルバム「GAME」で初の1位を獲得した。
(*訳者注:ポリリズム発売は2007年9月、GAME発売は2008年4月なので、記者の勘違いだと思われます。)
5作品でチャート1位を獲得、何回かのワールドツアー、自身のファッションブランド、OK GoのMVへのカメオ出演(マジで)…。3人には輝くメロディーのテクノポップや、現実離れしたオートチューンやヴォコーダーへの愛以外にも沢山のものがある。
この10年以上、Perfumeは海外においてその艶やかなヴィジュアルとハイテク技術(全てを日本のヴィジュアルアートとメディアを手掛けるRhizomatiksが作成)、キッチリとしたファッション、印象的なダンスの振り(長年の協力者であるMIKIKO先生に敬礼)で名声を博してきた。母国日本においては、3人は現代のスーパースターであり、お洒落な街原宿のビルには彼女たちの顔が張り付けられ、オトナの街六本木のデパートでは彼女たちの曲がかかっている。
もしかすると一番大きなPerfumeの成功の秘訣は、彼女たちの性格から来るここのキャラクターかも知れない。これにより彼女たちは日本の他の交代制アイドルグループとは一味違う存在となっている。
(*訳者注:「交代制(rotational)」はメンバーが多数いてポジションが変わることなのか、卒業等で入れ替わっていくことなのか不明だったので、直訳です)
真の意味で、どんな人にでもお気に入りのPerfumeがいるのだ。
・明るくて楽しいあ~ちゃんはグループの非公式なリーダーを務めルメンバーで、トレードマークのポニーテールも彼女のおふざけ好きな性格にお似合い。
・優しくエレガントなかしゆかは、ストレートのロングヘアで日本の伝統工芸品好き。
・そして落ち着きがありながらも尖ったのっちは、何もしなくてもクールでいられる、有名な(東京の美容院に入って「のっちで」っていえば通じるくらい)ボブカットの持ち主。
満員のコンサート後に控室で3人と会った時、とても驚かされたのは彼女たちが元気一杯だったこと。何時間も文字通りノンストップで踊り続けたあとだというのにだ、しかもヒールで!さらに驚かされたのが、今日見せてくれた振付の大部分が、最近習ったばかりのものだったということ。
「(Future Popみたいな)フューチャーベース系の音楽をやり始めた時、最初はどうやってテンポを取ったらいいのか分からなかったんです。MIKIKO先生が振りを付けてくれた後でも、よく分からなかったですね。今まで踊ってきたダンスとリズムが違ったので」と通訳のアヤさんを通じてあ~ちゃんは話してくれた。
そこにかしゆかが会話に加わってくる。
「Future Popの振り付けが凄く楽しみだったんです。曲をもらった後、先生がどういう振付を付けるんだろう?って想像しようとしてました」
私が「ステージ上で”If You Wanna”をパフォーマンスしている時の3人がお互いにお互いを補い合っているように見えました。まるである種の「Fusion(最新アルバムに収録された曲名の一つ)を作り出してるかのように感じたんです」と意見を述べた時、かしゆかは驚きを隠せない様子だった。
「え?そう言って下さるってことは、ウチらのダンスがシンクロしてるってのを分かってくれてるからですよね?凄く面白いです。スクールにいた時から、一緒に歌えば歌おうと思うほど、自分たちの個性が出てきちゃう気がしてたんです」とかしゆか。
素晴らしい香水(Perfume)が、幅広く、かつ調和がとれた成分のケミストリーで成り立つように、このグループもその各々の香りの単純な集合体よりも、真に素晴らしい存在となっている。
のっち、かしゆか、あ~ちゃんの3人が高音域で、裏側を支えるスタッフ達やマネージメントチームが低音域、その上でプロデューサーの中田ヤスタカが中音域の役割を果たし、Perfumeというプロジェクトを、自身が作り出すテクノロジー偏重型の音楽と20年以上にわたって認められてきた楽曲制作の才能でまとめ上げているのだ。
「基本的には中田さんに求められてるものを出そうとしてます」のっちはこの「音楽職人」との楽曲制作についてこう語る。
「私達が(どのアルバムを作るときにでも)一番最初にもらうデモって物凄くシンプルなんですよ。私達が歌入れをした後で、中田さんが曲を完成させるんです。中田さん的には私達の声って最終的に中田さんが創る音楽にくっ付ける音楽の構成要素みたいなもので、音楽の一部で完成品の一要素なんだと思います。私達も中田さんとはいい距離感を保つようにしてます、それは私達自身が中田さんの超ファンだからだと思うんですけど。距離感があるおかげで、音楽を常に新鮮に感じられてる気がします」
アートワークとコラボレーションが出来る歌、パフォーマンス、PVを含めたパッケージ全体の、この完成品のレベルの高さこそが、Perfumeの国内、海外においてPerfumeが抗いがたい魅力を放つ理由である。
彼女たち自身もツアーの為に欧米に訪れた際、観客の(特にアメリカのファン達の)熱狂を身をもって感じたという。
「海外のお客さんって、感情を凄く大きく表現してくれるんです」と、あ~ちゃんはその経験を語ってくれた。
「日本だと、礼儀正しくいるのってチーム戦みたいなところがあって、みんな周りを見て楽しんでるかな~?とかみんなに礼儀正しくしなきゃ、ってなるんですけど、海外のお客さんって、愛をステージに届けようっていう熱が凄くて。それで物凄く正直なんです。曲を知らなかったら、「知らねーよ!」ってなるし、知ってたら一緒に歌ってくれます」
テクノロジーは勿論、PerfumeというJ-POPグループを世界が変わらず「こいつら何なの?ヤバいんですけど…」と感じてしまう一端を担っている。ドローンからAIまで、Perfumeはテクノロジー界隈の最先端の分野と触れ合い、忘れがたい、パフォーマンスを増強するような視覚効果を届けてきた。昨年11月には、Perfumeはバキバキ系の曲「Fusion」で心が砕ける様なパフォーマンスを魅せてくれた。最先端の電話通信企業であるドコモとチームを組み、「FUTURE-EXPERIMENT VOL. 01」として、3人が世界中の異なる都市で同時にダンスを繰り広げた。
あ~ちゃんは東京、のっちはニューヨーク、かしゆかはロンドン。全く同じ時間にパフォーマンスを行い、最新の配信技術を使ってシームレスに3人を繋ぎ合わせた素晴らしいライブだった。3人のパフォーマーにとっても、テクノロジーは日々の生活に組み込まれたものだそうだ。ライブ以外においても。
「携帯なかったら生きてけないと思います」と笑いながらかしゆかは言う。
「起きたらすぐ携帯チェックして、寝る直前まで一緒です。最近のアプリでどれだけ携帯使ってるかが分かるアプリがあるんですけど、それによると先週は、ソーシャルメディアを見てた時間が24時間、アプリのゲームをしてたのが22時間だったんです!」(現在のお気に入りゲーム、アニメから始まったARゲームアプリ「妖怪ウォッチランド」を見せてくれながら)
ある種の人々は未来について機械的なディストピアになるのでは?と懐疑的に見ているのかもしれないが、Perfumeはより希望的に、「Future POP」で映像化されたようなユートピア(理想郷)が待っていると想像している。AR化されたクラブ、綺麗な街並みが自動で作られる、VRショッピング、「宇宙家族ジェットソン」のような自動化された家電、自動運転の自動車。
(*訳者注:宇宙家族ジェットソン↓)
アルバム「Future Pop」では、「Tokyo Gril」や「無限未来」等の楽曲で、理想的な未来や臆面もない位の前向きさを歌ってくれていた。
だがしかし、「未来」とはPerfumeにとって何なのだろうか?
Perfumeにそれを訊ねてみると、彼女たちの思い描く未来はテクノロジーよりも人間味に溢れる世の中だった。
「EメールとかSkypeとかソーシャルメディアとか、みんな顔を合わせたり実際に合わなくても繋がれる世の中になったじゃないですか!?でも、時には同じ場所にいて直接コミュニケーションを取るのって大事だと思うんです。例えば記者さんは今日わざわざ静岡まで私たちに会いに来てくれたじゃないですか!?それって素晴らしいと思うんです」と、のっち。
「世の中が色々便利になって、昔思い描いていた未来が来たな!?って思います、でもそうなっても、そのおかげで生身の人間的なものが大事だなって思えると思うんです」とかしゆか。
「例えば、私たちのパフォーマンスって、むっちゃハイテクに見えると思うんですけど、プログラムをしてるのは人なんですよ!そういう裏側にいる人力みたいのが大好きなんです。今日のライブだと200~300人ぐらいのスタッフさんがいるんじゃないかな?」
「思うんですけど、自分を信じて自分がが感じたことに対して声を上げれて、でも同時に他の人たちへの配慮も出来れば、それって理想の世界じゃん?って思うんです」と、あ~ちゃんは微笑みながら頷く。
「年齢とか、性別とか関係ない、レッテルを張られない世界っていうのが理想の世界ですね」
20年以上に渡って、日本において音楽的にも視覚的にも最も素晴らしく予想もつかないようなもの(音楽的にもヴィジュアル的にも)を量産し続けてきたPerfumeだが、その真実は一つ。
Perfumeの未来は、あ~ちゃん、のっち、かしゆかが重ねた手の上にある、という事だ。
-翻訳以上-
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Japan Times記事翻訳
Japan Timesのインタビュー記事の翻訳です。
原文URL↓
-以下翻訳-
ポーズを決める:Perfumeは米国でのライブを前に、自らのダンスに更なる努力を重ねる。
Perfume、コーチェラデビューを前に、ダンスの基礎を確認
記:PATRICK ST. MICHEL
15年を超えてなお、Perfumeは自らのキャリアへの新しい挑戦を発見し続けている。今春には、グループはアジアと北米を訪れる、最新の海外ツアーに出発する。だが彼女たちにとっての最大の進歩はこの旅の最後に待ち構える、カリフォルニア州インディオで行われる「Coachella Valley Music and Arts Festival」へ、4月の2週を通して出演することだろう。
「凄く大きな挑戦になると思います」と語ってくれるのは西脇綾香、「あ~ちゃん」という呼び名の方がお馴染みだろう。彼女たちは、自身の所属する芸能事務所、Amuse Inc. の渋谷オフィスで Japan Times の取材に答えてくれた。
「セットの時間が、多分厳しいのかな?って思ってます。もちろん、私たちのことを知らないお客さんの前でライブするのもですけど」
(*訳者注:原文では「Time of the set」となっています。「Set(舞台装置含めた演出)の時間」、「Set(list)(セットリスト)の時間」、「(自分たちに与えられた)セット(ライブ公演全体を一括りにした表現)の時間(帯)」等と読むことが出来ますが、後半でも最後の表現の意味でSetが使われているので、最後の意味に読み取れながらも全体を包括出来るよう訳してみました。ご指摘あればお願いします)
彼女たちのこの最も注目される音楽フェスへの参戦は、J-POPグループとしては最初となり(X Japanのようなバンドをどう分類するかによって異なるが)、Perfumeに今回与えられた役割は、いわゆる「噛ませ」である。
しかしこのような逆境こそが、あ~ちゃん、かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)の3人がこれまでのキャリアの中で何度も経験して来たことである。
故郷広島の地元のお祭りでU.K.ポップのカバーを歌うところからスタートし、東京に拠点を置いたプロジェクトでは、2000年代半ばにはあわや解散の危機にも直面してきた。
だがそんな状況をJ-POPにおける今世紀最大のグループの一つに成長するまでに巻き返し、海外においても人気を集める数少ないグループとなった。
そして始まった2019年、3人は更なる新たな道を(音楽でも、その他でも)探し続けている。
まずは先ほども述べたワールドツアー、2月下旬に上海からスタートし、3月上旬に台湾へと向かい、そこからほぼ4月一杯をかけて北米を廻る。
彼女たちにとって米国でのライブはツアーの「第3部」に当たるため、その状況に応じて計画が立てられている。
「一番新しいアルバム「Future Pop」の全国ツアーの海外版なので、少しスケールを落とさなきゃいけないんです」とのっち。
「海外でも同じメッセージとパフォーマンスをお届け出来るようにするにはどうしたらいいか、ずっと考えてます」
過去10年以上にわたって、Perfumeのライブは近年ではRhizomatiksの提供で作り上げられるその最新技術との融合で称賛されてきた。あ~ちゃんは、今ではライブにくる観客からそういった近未来的な装飾を期待されている、と語る。だが、海外公演にそういった演出を持ち込むのは、会場が小さいときなどには実現不可能である。
「だから結局行きつくのって、自分たちのダンスなんです」
だが12月11日に横浜アリーナで行われたライブを見る限り、そこまで「シンプル」な印象は受けない。満員の会場で行われたライブは、レーザーや目の錯覚を利用した洒落たトリック、シンクロしたCGI背景(紅白歌合戦でのパフォーマンスでも用いられたものに似ている)などが用いられていた。
しかし「Future Pop」ツアーが着目しているものは、3人の動きへとシフトしていた。それはアリーナ規模の最新技術よりも持ち運びが簡単だから、という側面もあるのかも知れない。
光の幻影:Perfumeのレーザー使いは、もはやそのライブの代名詞となっている。
「最初のワールドツアーの時は、日本と海外のお客さんの反応の違いは心配でした」と語るのは水野幹子、Perfumeの振り付けを長く続けて来た振付師で、ファーストネームのみの方が(MIKIKO)有名であろう。
「でもどこに行ってもお客さんが受け入れてくれて嬉しかったですね。特にアメリカのお客さんに受け入れられたのは嬉しかった。おかげでどんな国でやっても、ライブの内容は変えなくて大丈夫だと自信が持てました」
MIKIKOによると、現在のツアーのセットはシンプルに作られており、よりメンバー自身の身体的な動きに注目が集まるようになっているという。
「彼女たちのパフォーマンスの一番楽しい所って、セッティングに関係なく楽しめるところだと思います」
「どんな場所でも、会場の規模に関係なく楽しんでもらえるものを作りたかったんです」
「すっごく緊張しました」自分たちのダンスに最大の注目が集まるライブに向けた準備について、あ~ちゃんは笑いながら語ってくれた。
「ひたすら練習しましたね。でも、二人と一緒なら絶対に大丈夫だって分かるんです」
Amuseの事務所には、事務所の40周年を特集した雑誌「BRUTUS」の特別号が飾ってある。
その中には、10代と思わしきPerfumeの3人が野外で踊っている写真が。ブレイク前の、駐車場やアップルストアの一角で踊っていたころのものである。
その時期の思い出について質問してみると、3曲のみで組み立てるライブのセットリストを延々と考えていた思い出が返ってくる。
「お客さんに一緒に踊ってもらって、一番上手い人にステッカー上げてたりしましたね」とのっち。
「あと長いこと、ステージでマジックショーしとったよね?」と笑いながらかしゆかは振り返る。
「あ~ちゃんがマジシャンで、のっちが助手で、私がMCやって」
だがそういった下積みの日々も2007年に終わる。メインストリームへと飛び出したPerfumeの陰にいたのは、長年を共にしたプロデューサーの中田ヤスタカの作り出す音楽で、唸るベースライン、フィルターが掛かったボーカル、耳に残るメロディーを取り入れたサウンドで彼女たちを後押しした。
だが、それと同じぐらい重要だったのが3人のダンススキルで、アイドル音楽界隈でお馴染みだった「不器用な赤ちゃんアヒル」のような踊りからは距離を置き、キレのある正確な動きを重視した踊りで、界隈から一線を画す存在となった。
MIKIKOによれば、3人のパフォーマンスへの情熱は、彼女が最初に3人と出会った時でさえも、生半可なものではないという。
これがコーチェラ攻略のカギとなるかもしれない。
この場所以外のPerfumeによる北米でのライブでは、ファン達に向けてライブをする3人を見れるだろう。そしてそのファン達の一部は、確実にコーチェラまでやってくる。
だがコーチェラのお得意様であるような観客の大部分はPerfumeの事は全く知らないような人たちばかりで、彼女たちは沢山の「その他大勢」達よりも目立たなければならない。
彼女たち自身がこの挑戦についてよく理解しており、どのようにこの場を制してやろうかと、考えを巡らせ始めている。
「日本語の挨拶でライブ始めるのってどう思います?」と私に質問をしてきたのはかしゆか。「こう、注目を集めたいんですけど、どうですかね?」と付け加える。
自分の考えを打ち明けていると(外国語はあんまり効果ないと思います、何か音楽面で無いですか?)、あ~ちゃんも乱入してきた。
「じゃあ絶叫して見たり、爆音流してみたりするのはインパクトありますかね?」
「自分たちのパフォーマンスと音楽には自信があるし、私達のことを知らないアメリカのお客さん達にも通用すると思ってるんですよね」とあ~ちゃん
「コーチェラに出演できるなんて思ってなかったから、もうこれだけで夢が叶ったようなもんじゃないですか!?だから最善を尽くして、思いっきり楽しみたいです!」
都市の夜景:Perfumeのライブではよく、精巧な背景が用いられる
こういった会話こそが、国内での成功にあぐらを掛けるような立場にいるにも関わらず、Perfumeの3人が挑戦を続けてきた証拠である。そしてこういう姿勢は、音楽以外の分野においても変わらない。
Perfumeはこれまでにもエンタメ業界の他の分野にも挑戦をしてきた(例えばバラエティ番組を持ったりとか)が、近年ではファッションの世界にも「Perfume Closet」のブランド展開などで進出したり、動画共有サイトのTikTokを活用したりもしている。
「変化を恐れちゃいけないし、どんどん違うことをしていかなきゃって。個人での仕事ももっとしなきゃですね」とあ~ちゃんは語る。
この言葉をきっかけに、一人一人が次にやってみたいことについて話が始まった。
現在雑誌「Casa Brutus」で日本の工芸品についての連載を持っているかしゆかは「日本の伝統工芸とか美術品に特化したお店をオープンしてみたいです。最近一番興味があることなので。今の私って、そういう日本のものを海外にも紹介させていただける立場にいると思うので、この機会を使って「日本って凄いでしょ」って紹介出来ればな、と」
のっちは「ゆくゆくは個人的に興味がある事を共有出来ればな、とか考えてます」と語る。(「一人っ子なんで、よく一人で行動したりするんですよ。そんでそういうことを誰とも話さなかったり」)
一方、あ~ちゃんが現在している最大の挑戦はインタビューの途中で現れた。愛犬の「ぽぽたん」がグルーミングの予約を終えて戻り、インタビュー部屋が「カワイイ…、でも何?」的な空気になったのだ。
「犬用の服を作ってみたいです」とあ~ちゃんが語る中、他の2人はぽぽたんと遊んでいる。
「大きい服を買ってポポ用に仕立て直したりするんですけど、自分で買う分だけなので」
音楽活動の面では、グループにとって大きな節目となるであろうイベントが少なくとも1つある。
「2020年にオリンピックが東京で開催されるじゃないですか。エンタメ業界の人たちはみんな参加したい!って準備してると思います」とあ~ちゃん。
「私達ももちろん参加出来たら嬉しいです。そうなれるように技術を磨き続けて、いいパフォーマンスをお届けし続けたいな、と思います」
これも、3人にとって新たな挑戦と言えるだろう。
ワールドツアーと滝?
今春の北米ツアーは、Perfumeにとって3度目の北米大陸でのライブとなる。前回のツアーでは、3人はアメリカのファーストフードを楽しみ、Pixarのスタジオを訪問し、ホールフーズ・マーケット(自然食品を扱うスーパーマーケットチェーン)に来店したりした。そこで、今年のツアーでライブ以外で楽しみなことについて尋ねてみた。
かしゆか:
食べ物です!(笑)今回初めて行く場所で有名な食べ物とか全く分からないんですけどね。ダラスとかシアトルとかは行ったことがないので。でも何処に行っても地元の美味しいもの食べるのが大好きなんです!…それが「ピザ」とかでも(笑)それ以外だと、3人で買い物に行きたいですね。
あ~ちゃん:
ナイアガラの滝!滝大好きなんです!
-なんで滝が好きなんですか?
あ~ちゃん:
もう匂いが違うじゃないですか。空気感みたいなのも全然違うし、周りの気温まで下がったり。凄くないですか!?
のっち:
五大湖!学生だった時に試験で湖の名前とか勉強して、当時は暗記したりしてました。
あ~ちゃん:
えー!それカワイイ!
のっち:
だから本物見たいです!
-翻訳以上-
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i-D記事翻訳
i-Dのインタビュー記事の翻訳です。
原文URL↓
ー以下翻訳ー
Perfume: 日本における最も実験的な女性グループで在り続けること
コーチェラでのライブを前に彼女たちが語る、最新アルバム「Future Pop」と「kawaii」に寄せなかった理由
ほぼ20年近く、Perfumeは日本が輩出した最も成功したグループで在り続けている。2000年に結成されてから色々な経験を積む中で、グループは一貫して「kawaii」というジャンルの一端を担うことを避け続けてきた。
その代わりに、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人はスタイル的には(自身のブランドもオープンした位に)尖った方向へ向かい、テクノロジーに重きを置いたライブをするようになった。
最新アルバム「Future Pop」(2018年8月リリース)において、彼女たちは「J-POPの女性グループであることの意味」の限界を引き上げようとしている。このアルバムは正に、Grimesと、Zeddと CHVRCHESが愛し合って子どもを産んだらこういう子が生まれるだろというアルバムとなっている。
そして今、コーチェラでのライブも決まり、3月には二年ぶりのワールドツアーも決定しているPerfumeは、そのツアーにおいて最新技術と生身の人間、演者と観客との関係性に重点を置いたライブをしてくれるはずである。
ツアーに先立ってPerfumeにインタビューを行い、3人がいかにして、J-POPの世界を「尖った音楽」「ファン層」「革新的なテクノロジー」等の面から押し広げて来たのかを訊ねた。
-Perfumeは、どのようにしてJ-POPのシーンを変えてきたと思いますか?
かしゆか:
シンクロでお客さんに楽しんで頂けているところかな、と思います。動きが揃っているからこそ、私たちの個性が見えるみたいなところがあって、それが私たちのライブの楽しい所だと思うんです。お客さんもそういうところを注意して見てくれてます。
あ~ちゃん:
大人数だから決まるダンスもあると思うんですけど、私たちは3人だけなので。人数が限られてるけれども色々変化を漬けられて、表現出来ていることがあるんです。皆もそういうところを私たちのダンスとかパフォーマンスに感じて下さってるのかなって。
-皆さんの目標は米国でも知名度を得ることですか?
かしゆか:
それも目標の一つではあります。でも、アメリカだけじゃなくて、世界中の人たちにPerfumeとかJ-POPを知ってもらって、こんなに面白いことをやってる人達がいるんだよ!っていうのを分かって欲しいです。
-アメリカでファン層を獲得するのに苦戦したことは何ですか?
のっち:
アメリカのファンの方で、日本だったりJ-POPが好きだったりする方達だと、色々検索したりして私達とか日本文化みたいなところに辿り着く方法は色々あると思うんです。でも一番大変なのは、J-POPに興味がある訳でもない大多数の皆さんにも、私達の曲をお届け出来るようになることですよね。そこに関してはもっと頑張らなきゃな、と思います。
かしゆか:
日本でやっている、自分たちのライブパフォーマンスは評価して頂いていると思うんですけど、それをそのままのスケールで海外にまで持っていけていないので、最新のテクノロジーとか演出とかを海外にまでもっていくのが挑戦ですね。
-J-POPの「Kawaii」的な要素から距離を置こうとしている理由は何ですか?
のっち:
アメリカだと日本のアイドルって全部「kawaii」に分類されるかもですよね?
かしゆか:
でも私たちは日本でも「カワイイ」的な方向には行ったことがないし、自分達でもそういうのは合わないよな、って思って来たんです。
あ~ちゃん:
そういう方向とか、特定のジャンルのどれにも合わなかったからこそ、自分たちのジャンルっていうものを築けて、それがブレイクにつながったのかなって思います。
自分たちがこれまでやって来たことを続けてきたことで、皆さんに知って頂けて有名になっていったけど、やってることは変わらなかった。でもやり続けることで皆から応援してもらえるようになりました。
私達がやってることって、「カワイイ」では無いですけど、でも「ロック」でもないと思うんです。シンガーソングライターの方みたいに、曲を作ったりするわけでもないですし。「変わろう」とか「何処かを目指そう」とかしたわけじゃないんですけど、そのおかげで自分たちのジャンルを築けたのかな?と思います。
-最新作でのテクノロジーやファッションとの関わりについてお聞きしていいですか?
あ~ちゃん:
アルバムだと「Fusion」がテクノロジーとのコラボレーションのいい例だと思うんですけど、私達一人一人が別々の国に行って、生でパフォーマンスをしたんです。5Gの回線を使ってダンスのシンクロに挑戦しました。
ファッションの面で言うと、その時に来た衣装も面白くて。生中継中に、私たちの映像が生で切り貼りされて編集されたんです。右手が私で左がかしゆか、胴体と右足がのっちで左足が私、みたいな。その時には色違いの、衣装を見ればだれの体か分かるようにデザインした衣装を着たました。照明も3人で違う色にして、衣装に合うようにしてもらったりして。
衣装のデザインは凄く飾りが多くて非対称な感じで、映像が切り貼りされて一つに編集された時により面白く見えるようになってます。
最新の技術とコラボする時、昔は技術を先に決めて衣装はその次って感じだったんですけど、今は、パフォーマンスをより面白くするために、技術と衣装同時に取り組んでいます。
-エレクトロ・ポップ方面に進もうと思ったきっかけは何ですか?
のっち:プロデューサーと出会ったことですね。当時のマネージャーさんがPerfumeに合いそうなプロデューサーさんを探してて、中田ヤスタカさんとお会いしたんです。中田さんの作るジャンルがエレクトロ・ポップだったので、まぁ当時はテクノと言ってましたけど、そっちの方向に進んだ感じです。凄く相性良かったと思います。
-J-POPアーティストとして、新しく道を切り開いたぞ!と思うところはありますか?
のっち:
多分、アイドルとしてロックフェスに出るようになったのは、私たちが一番最初じゃないかな?と思います。
あ~ちゃん:
J-POPのアイドルグループが武道館でやるようになったのって、私たちの後からじゃないかな?って思うんです。今じゃもうアイドルのテンプレって感じですけど、当時は誰もやってなかった。
当時のウチらのマネージャーさんがロック好きで、「ミュージシャンはライブしてなんぼで、アーティストの価値はライブに何人ファンに来てもらえるかなんじゃ!」って教えてくれたんです。そういう面では他のアイドルさんに影響を与えられてるのかな?
-Future Popの裏テーマについて教えて下さい。
あ~ちゃん:
アルバムに収録されてるのは新曲なんですけど、聞くと何か懐かしい感じになるんです。昔のことを思い起こさせるような音とかメロディーとかが沢山使われてます。
「未来」って聞くと凄く先の事みたいに感じるけど、中田さんから私たちが今やっているジャンルは「Future Pop」っていうジャンルなんだ、って言ってもらったんです。
中田さんが私たちのことを信じて、ここまで導いてくれました。でもアルバムの本当のテーマを知ってるのは中田さんだけです。
のっち:
日本ではメジャーなグループで「Future Pop」の曲をリリースしてる人たちはまだ少なくて、だから中田さんはPerfumeと一緒にこのジャンルに挑戦して、もっとこのジャンルを広げたいって言ってくれました。
-このアルバムをリリースするにあたって影響を受けたアーティストはいますか?
かしゆか:
影響を受けたってわけじゃないですけど、「Troye Sivan」を聴いてました。
あ~ちゃん:
私は「Tom Misch」ですね。
のっち:
「Pentatonix」が私たちの曲をカバーしてライブでもやってくれたんです。すごく感動したし、それ以来ずっとファンです。
ー翻訳終了ー
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